大谷翔平の英語表記のスペルは「OHTANI」と「OTANI」どっち?
大谷翔平の背番号の上に書かれている「OHTANI」という名前のスペルについて
2017年12月のMLBネットワークの敏腕記者Jon Paul Morosi さんのインタビューで質問がありました。
大谷選手はその質問に対して、どういうことなの?
という感じでしたが、どういう質問だったのでしょうか。
今回は、 大谷翔平選手の名前の表記について書いていきたいと思います。
メジャー移籍前のインタビューの中で大谷のスペルについて質問がありました
「苗字のスペルは正式には『OTANI』か『OHTANI』かどちらが正しいですか?」という質問。
大谷選手も気にしたことがなかったみたいでびっくりしていて、
「わかんない、いつも書くときはHは入れます」と答えているように本人も意識していない様子。
大谷は「どっちでもいいんじゃないですか」と笑って答えていました。
でもメジャーではこういう表記はしないので、
インタビュアーのJon Paul Morosiさんが「重要な質問」と前置きをしているように
今後の表記の仕方についてはっきりしておかないといけないということで、
かなり重要な質問だったのかもしれません。
それに、アメリカの人にとっては日本語の名前は発音しづらいということもあるかもしれません。
僕が留学していたとき、自己紹介する時に自分の名前を伝えると1回で伝わらずにゆっくり言い直すということがよくありました。
日本語の「母音+子音」という発音は英語圏の人にとっては聞きなれないのかもしれませんね。
「OTANI」と「OHTANI」どちらが正しい?
調べてみると、ローマ字的には「OTANI」か「OOTANI」が正しいようです。
パスポートでは原則として「OTANI」となります。
「おー」と伸ばす音で「H」をつけるのはもともと誤り。
ですが実際には、大谷選手は日本ハムでもエンゼルスでも「OHTANI」とユニフォームに書いています。
エンゼルスでも同じようにつけているのは日本ハム時代がそうだったからかもしれません。
他の苗字に「おー」が入る選手はどう表記している?
まずは日本ハム時代に大谷選手の同僚だった大田泰示選手ですが
ユニフォームには「OHTA」と書いています。
出典:「https://www.sankei.com/」
中日ドラゴンズの大島洋平選手も「OHSHIMA」
「http://sp.baseball.findfriends.jp/」
横浜DeNAに在籍していた大田阿斗里投手は「OHTA」ではなくOtaのOの上に棒を、
つけて伸ばす発音を表していました。
出典:「https://twitter.com/」
大田阿斗里投手はDeNAからオリックスへ移ったとき、
名前の表記を「OHTA」と変更しています。
プロ野球では改名や漢字表記の変更はよく行われてきた
プロ野球では日本語での表記は個人で変えてきた人が何人もいます。
イチローの本名が「鈴木一郎」なのは有名ですが、
他にもサブロー(大村三郎)、TSUYOSHI(西岡剛)、SHINJO(新庄剛志)など
登録名を変えていた選手は何人もいました。
出典:「https://withnews.jp/」
アルファベットもこれと同じで名前の表記は個人で決めるということなのかもしれませんね。
王貞治さんが最初⁈
調べてみると、王さんが発端だったのではないかという意見がありました。
王さんの名前の表記は普通に書くと「O」の一文字で終わります。
それと王さんは背番号が「1」だったので、あまりにそっけないという事で「OH」と表記したということがあるようです。
そこから「お」で伸ばす発音の人はOHと書くようになったのではという意見です。
こういうのも日本人の僕たちにとっては「どっちでもいいじゃん」ということなのですが、
発音が確かでない英語圏の人にとっては名前の発音は重要なことだと思いました。
Jon Paul Morosiさんの大谷選手へのインタビューはこちらの記事で見れます↓
海外留学した僕が大谷翔平選手の英語力と通訳水原一平さんに思うこと