巨人・増田大輝と嫁&子供の7つの家族物語| 徳島のお好み焼きは母の味!?
出典:「https://instagrammernews.com/」
増田大輝選手が徳島から料理を送ってもらうのをやめて、ご飯を炊いている意外な理由とは。
とび職をやめて徳島インディゴソックスから始まった増田選手のプロ野球人生。過酷な3軍の環境も乗り越えてきた苦労人です。
そんな増田選手が育成時代から描いてきたビジョンとは、一体どういうものだったのでしょうか。
走塁勝負の場面から守備5つのポジションをこなす増田選手。今ではチームに欠かせない存在になってきています。
今回は、増田大輝選手を『7つの家族物語』と題して紐解いていきます。
目次
“単身赴任&3軍の過酷な環境” 増田大輝が乗り越えたプロのスタート地点
“苦労人” と言われる増田大輝選手。とび職の経験もしていて、プロ野球選手としては大きな遠回りをしてきています。
その経歴は、近畿大学中退から始まり、とび職や四国アイランドリーグの徳島インディゴソックス、そして巨人の育成選手を経験。
そのどれもが増田選手にとっての挑戦でもあり、乗り越えてきた場所でもあります。
2015年、インディゴソックスからドラフト会議で指名を受けた時は育成1位。
支配下契約ではなく、プロ3軍からのスタートでした。
プロ3軍というのはどこも過酷な環境で、時には『プロじゃない』と言われることも。
1・2軍優先の中での春季キャンプでは、日が昇る前の3キロの早朝散歩で球場へ向かうところから日が沈むまで1日12時間を超える練習漬けの毎日。
それだけやらないと2軍1軍の選手には追いつけないのだと言います。
さらに練習の準備も自分たちで行い、施設を使うことができる時間も限られる中での練習。
そんな環境でもこれまで支配下登録をされた選手は一握り。育成契約は3年までなので、ほとんどの選手が去っていく過酷な世界です。
育成契約をした時、増田選手はすでに妻も子供もいた立場。
増田選手がその時に語っていたのが「自分がご飯を食べさせていきたい」ということ。
大きな決意のもとで始まった増田選手のプロ野球人生のスタートでした。
“徳島から送ってもらうのはやめた” 増田大輝がおにぎりを作る理由とは
育成選手だった増田選手の1年目の年俸はプロ最低年俸の240万円。
そしていつ戦力外になるかわからない中、妻の優香さんは地元の徳島県阿波市に残って会社勤めで家族を支えるという選択。
増田選手は一人単身赴任で奮闘する日々が続いています。
以前は、休日になると優香さんが買い出しに行って、ご飯を作って冷凍。それを東京の増田選手に送っていたのだといいます。
しかし、今ではそれはやめて、朝は自分でご飯を炊いておにぎりを握り、そこから球場へ行ってご飯を食べているのだという増田選手。
それには理由があるのだと言います。
それは、優香さんが大変になってしまうこと。
小さい子供が2人いて会社で働いている奥さんは忙しい毎日なので、増田選手が十分だよということを話し合ったのかもしれません。
別居という中でも夫婦二人三脚の中でお互いを気遣っているのがわかります。
球場に行けばご飯は食べられるという増田選手。
それでも朝に起きるとすごくお腹が空いているので、食べないで家を出てしまうと、球場に着くまでにお腹が空いて痩せた気になってしまう。
起きたらすぐにおにぎり一個だけでもお腹に入れておこうと、食べてから球場へ向かうのだと話していました。
妻・優香さんの “子供の頃からの夢” とは
出典:「https://www.topics.or.jp/」
増田選手の妻・優香さんは野球が大好きなのだと言います。
そのきっかけは、父親の誠司さんが巨人ファンだったこと。
子供の頃には、父に連れられて宮崎キャンプへ行っていたというほどなので、小さい頃からプロ野球に親しんでいたのがわかります。
さらにそれだけではなく、お仕事を始めてからは会社の野球部のマネージャーに。
優香さんには子供の頃から想っていた夢があるのだといいます。
それは、プロ野球選手の奥さんになって支えること。
そんな密かに抱いていた夢が叶い始めた優香さん。
今では毎年子供の頃から慣れ親しんだ宮崎キャンプで増田選手が奮闘を続けています。
そんな増田選手を見つめる先には色々な想いがあったのではないでしょうか。
『都内のお好み屋さんには行かない』増田大輝と “母親の味”
今では奥さんと離れている増田選手。
東京では、お好み屋さんには自分から進んでは行かないのだと話していたことがありました。
その理由は、実家がお好み屋さんであること。
増田選手の徳島にある実家は、”大将” というお好み焼き屋さん。
そのお店の名前は、増田選手の名前から “大” を、弟の名前から “将” をそれぞれとってつけたものなのだそう。
増田選手は実家が自営業だったため、子供の頃は家族で食事をした記憶がそんなにないのだといいます。
子供の頃、お店を開いた時には食べていたというお好み焼き。
それでも最初の3日間毎日食べていたけれど、毎日食べてると飽きてしまい、もういいかなというかんじになってしまったのだそう。
都内のお好み焼き屋さんには自分からすすんでは行かないという増田選手。
お好み焼きなら母親の味が1番良かったのだと話していました。
増田大輝が描いたビジョンと1軍デビュー
そんな都内での奮闘を続けて4年目となる2019年。開幕から2軍でトップレベルのプレーを残して猛アピール。そして、4月19日に1軍デビューの時が訪れました。
それから2ヶ月以上が経ち、若手選手が1・2軍の間を頻繁に入れ替わっていくチームの中で、未だに増田選手には2軍に戻る気配がありません。
そこからは、増田選手のビジョンを描く力が垣間みえてきます。
増田選手が育成入団をした1年目。注目を集め始め、特集が組まれていたことがありました。
そこで増田選手が語っていたのは、「まずは守備から」ということ。
「まずこいつは守備固めで使えるなと思ってもらえないと使ってもらえない」と話していて、どういうポジショニングで1軍選手として生き残っていくのかビジョンを描き、そこから逆算して練習に取り組む姿がありました。
そして今、増田選手が当時描いていたビジョンの通り、デビューは試合途中から坂本勇人選手の後を受けてにショートの守備。そこから5つのポジションを守り、守備固めと代走で出場機会を得ている姿があります。
打席に立つ機会はそれほど多い状況ではまだないにも関わらず、確実にそのメンバーの穴を埋めるようにいつも増田選手の姿があります。
『洋画がめちゃくちゃ好き』増田大輝の “リフレッシュ” とは
1軍の舞台にたどり着いた増田選手。代走の出場機会もほとんどのポジションをこなして、いつでも出場できる万全の状態を作っていることが求められています。
そんな中、プロ野球選手はよく独自のリフレッシュ方法があると聞きます。
チームのキャプテンを務める坂本勇人選手は半身浴しながら漫画を読んでいたり、丸佳浩選手はロッカーにテレビを置いてゲームをしていたり。
増田選手は以前、「洋画がめちゃくちゃ好き」と話していたことがありました。
好きな俳優は。トランスポーター、エクスペンダブルズ、ワイルド・スピードなどに出演したジェイソン・ステイサム。
喧嘩っぽいのが見ていて楽しいのだと話していました。
結果至上主義の場でもあり、そのプレッシャーを束の間に解きほぐすリフレッシュがないとやっていられない勝負の世界。
こういう好きなことがあることは大切なことでもあり、増田選手にとって映画を見るのもリフレッシュになっているのかもしれません。
“挫折から遠回りをしてたどり着いた” 93年世代の苦労人
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チームに欠かせない存在になってきている増田選手。
ここからシーズン終盤にかけて1軍で生き残っていくことができるでしょうか。
今チーム内にはポジション争いをしながらチームを支えている11人の同学年の選手たちがいて、93年世代と密かに注目を集めています。
今年は同期会をしたのだというそのメンバー。世代交代を進めるチームで次の世代を背負っていく人たちです。
そのメンバーは、高卒入団や大卒入団、社会人入団だけでなく、ドミニカから入団した人も他球団からのトレード入団した人もいて、その集まり方は多様な形。
そんな多様な集まり方をしてきた同学年の中でも、アイランドリーグから育成を経てきたという増田選手は最も大きく遠回りをしてきた苦労人でもあります。
そして最も遅く1軍デビューを果たした増田選手。
最も時間をかけて戦略的に土台を積み上げてきた人でもあり、ここからさらなる飛躍でレギュラーまで期待です。
7月3日の9回裏の増田選手は凄まじかった。この人こんなすごい選手だったのかと。
フルカウントからでも変わらず送りバントのサインが出ていたのも、追い込まれていても決められる信頼があるのだと思います。
バントも熟練感が漂っていて、バットの引き方がボールすれすれで審判の目も追いつかずにストライクの判定してしまうほど。
それが1軍で初犠打だというので驚きでした。
そのあとのヒーローインタビューで増田選手が語った “自信” とは。
家族へのメッセージは感動で、スタンドから万雷の拍手でした。
7月8日には、走塁だけで相手をかき回して連日のヒーローに選ばれた増田選手。
「まさか1アウト3塁を作ってくれるとは」と原監督が驚いていた増田選手の三盗とヒーローインタビューをまだ見てないならダゾーンの見逃し配信(〜7/9)で見れます。
7月9日にも決勝のホームを踏んで、活躍が止まりません。
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