東克樹の新人王確実にみるベイスターズの強い組織を作る3つのルール


出典:「https://this.kiji.is/」

東克樹投手が2018年の新人王の筆頭候補になっています。(東克樹 7勝5敗 防御率2.82 8月11日現在)

昨年の濱口遥大投手も新人王候補でしたが、DeNAって着実に強いチーム作りをしている球団だと思います。球団の方針がしっかりしていて、自由な風土のIT企業だからか新しいことに挑戦することにも糸目がないです。
清宮幸太郎選手と中村奨成選手に指名が集中した2017年のドラフト会議でもDeNAは独自の方針を貫くという強い意思を見せたことも印象的でした。

 

そのDeNAは確実に年々強くなっていて、2017年にはリーグで3位ながらもクライマックスシリーズで躍進して日本シリーズに進出しました。
ここ何年かのDeNAベイスターズの躍進は半端ないですよね。
これほどチームが強くなっているのを紐解いていくと、DeNAの強い組織を作る3つのルールが見えてきます。

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東克樹の躍進の裏には方針のルールがある!?


出典:「http://column.sp.baseball.findfriends.jp/」

DeNAは2016年からアレックス・ラミレス監督を採用しています。
そのラミレス監督のリーダーシップは驚くほど一貫していて、チーム力を底上げしている大きな要因となっています。

 

リーダーが毎回違うことを言っていると、その下の人たちはどうして良いのかわからなくなってしまいます。しかし、ラミレス監督は毎年チームの方針をスローガンで示します。

多くのチームのスローガンってキャッチフレーズ的なものが多いです。
西武ライオンズの「CATCH the FLAG 2018栄光をつかみ獲れ!」
読売ジャイアンツの「奮起 〜GIANTS PRIDE 2018〜」

 

しかし、DeNAのラミレス監督の作るスローガンは明確に目指す方向をチームに示しています。

2018年「VICTORY is with US(勝利は我らの中にある)」
2017年「THIS IS MY ERA(これからは俺たちの時代だ)」
2016年「WE PLAY TO WIN(勝つためにプレーする)」

 

それには、ラミレス監督がベネズエラ出身で英語も使うことも関係あるかもしれません。
僕は以前留学したときに英語を練習していましたが、日本語だと曖昧に話しても通じるところでも、英語だと日本語のような曖昧さがないと思います。
このスローガンが英語であるというのも他のチームのものとの違いを生んでいるのかもしれません。

 

DeNAには一貫したドラフト戦略のルールがあった?!


出典:「https://www.sponichi.co.jp/」

DeNAは監督人事だけではなくドラフト会議でもチーム作りが一貫しています。
プロ野球でいう新規採用はドラフト会議ですが、ここでDeNAは何年も一貫した方針をとっています。

 

それは、左の先発ピッチャーを上位指名するということです。
2015年から2017年までドラフト1位で、大卒の左投げの先発ピッチャーを指名しています。

 

2017年には清宮幸太郎選手や中村奨成選手がドラフトの目玉でしたが、その二人をドラフト1位で指名したのが9チームでした。
しかし、DeNAはそれをよそに東克樹投手を獲得しています。
2016年に指名した濱口遥大投手も2015年に指名した今永昇太投手も2015年に2位で指名した石田健太投手も1軍で先発投手として活躍しています。

その年々で注目の選手に指名が集まりますが、このトレンドに流されない堅実な採用戦略が年々確実にチームを強くしている一つの理由です。

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DeNAのハマスタボールパーク化で環境を整える


出典:「http://number.bunshun.jp/」

組織のメンバーへの報酬は年俸(金銭的な報酬)かもしれませんが、精神的な報酬も大切なのではないでしょうか。
給料やボーナス、プロ野球選手では年俸や出来高報酬だけでは日々の仕事にやりがいを持つのには限界があるのかもしれません。
プロ野球にはファンをプレーで魅了するというのもそうですが、選手たちがやりがいを持つためには仕事の環境もモチベーションに大きく関係すると思います。

 

カープが良い例で、MAZDA Zoom-Zoom スタジアムの雰囲気は他の球場とは全く違いますよね。
ファンを楽しませるサービスが豊富で、ファンがどんどん増え続けていてカープのファンクラブは2分で定員オーバーになるそうです。
広島市民球場の時代と比べると、カープのイメージも世間のイメージも全く変わりましたが、これは確実に選手たちのモチベーションをあげているのではないでしょうか。

 

DeNAも今、横浜スタジアムを新しい環境に激変させています。
2020年には東京オリンピックの会場にもなっていますが、これまでにどの球場にもないような席を新設したり、野球だけではない魅力も増やして新しいファンを増やして盛り上げようとしています。
日本ハムも全く新しい球場の計画を推し進めていて、それにはこのDeNAの自由な文化を参考にしているという話もあります。

日本ハムファイターズ新球場の関連記事はこちらから読めます。
日本ハム新球場のボールパーク設計 北広島の場所で変わる3つのこと

 

DeNAベイスターズには新しい風が吹き始めています。
DeNAベイスターズが日本一になる日ももうすぐ来るのではないでしょうか。

ハマスタの関連記事はこちらから読めます。
東京オリンピック野球のメイン会場がボールパーク化でまるでメジャー

 

 

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