巨人・今村信貴を紐解く15の人生物語| 結婚で両親へ”ばいばーい”を封印
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今村信貴投手が2度も大号泣した理由とは。
結婚をして精神的な変化があった2019年の今村投手ですが、そこからの精神的自立の背景には2人の師匠がチームを離れたことがあったのかもしれません。
今村投手が両親へ「ばいばい」と手を振る意外な理由とは。それでも今年は「”ばいばい” は言いません」という宣言をした今村投手。
その決意の裏には、あるグループの大ファンとしてのライバルでもある “あの人の存在” がありました。
今回は、今村信貴投手の人柄を『15の人生物語』と題して紐解いていきます。
目次
- 1 今村信貴の “大号泣のプロポーズ”
- 2 『木の枝だけ残ってしまった』今村信貴の生活的自立
- 3 “有名な餃子屋さん”!? 今村信貴と “奥さんの支え” とは
- 4 プロ1年目、今村信貴が契約金で両親へプレゼントしたものとは
- 5 今村信貴のキャラクター「ばいばーい。」は、いつどのように生まれたのか
- 6 今村信貴が『似ている』と言われていた “意外な人” とは
- 7 “フラットな関係を” 今村信貴を育てた “内海組”
- 8 今村信貴が “憧れの選手” 内海哲也を慕う理由とは
- 9 『父親には勝てない』今村信貴は大阪出身の関西人
- 10 “成長のきっかけに” 今村信貴を育てたアジアウインターベースボールリーグ
- 11 “栄光の架橋を大合唱”!? 今村信貴と大号泣の自主トレ
- 12 今村信貴の意外な特技とは
- 13 『負けないですね』今村信貴が応援するグループとは
- 14 今村信貴の “バイバイにバイバイ”!?
- 15 93年世代の古株・今村信貴の8年目の躍進
今村信貴の “大号泣のプロポーズ”
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今村信貴投手は毎年じわじわと実力を磨いてきた努力の人。
8年目となる2019年シーズンには1軍の舞台で堂々と活躍できるように成長しています。
その成長の裏には、今村投手の精神的な自立があったのかもしれません。
今村投手の目標としているところはチームの投手陣の柱となってチームを引っ張っていくこと。
そして、その陰にあるのが今年一緒に婚姻届を提出した奥さんの存在でした。
今村投手は2019年1月23日に婚姻届を提出。
相手は知人の紹介で知り合ったという2つ年上の一般女性。交際5年でプロポーズをしたのだといいます。
そのプロポーズで今村投手はサプライズを企画。
それは、自宅で一緒にご飯を食べているときに車に婚約指輪を取りに行くというものでした。
しかし、車へ向かっているときに今村投手は、これまで一緒に過ごしたことを思い出してきて、涙が。
奥さんの元へ指輪を持って戻ったときには大号泣していたのだそうです。
そしてそのまま「結婚してください」と伝えたのだという今村投手。
今村投手は真面目タイプでコツコツ努力していく人ですが、他にも大号泣するというエピソードがあるほど性格が熱い人です。
『木の枝だけ残ってしまった』今村信貴の生活的自立
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そんな今村投手がプロに入団したのは2011年。
プロ野球の高卒入団選手は5年間の寮生活で生活の基礎を身につけて、精神的に自立をしていくのが一般的。
今村投手が寮を出たのは今から2年前の2016年オフのことでした。
そのときに今村投手が語っていたのは、「家に観葉植物を置きたい」ということ。
しかし、その観葉植物は枯れてしまい、葉っぱ一つもなくなって木の枝だけ残ってしまったのだと話していました。
いかに寮が楽だったかということに気づいたのだという今村投手。
寮にはジムもサウナもあり、食事面では栄養士が管理してくれて、お風呂は用意されている。
野球に集中できる環境があったことに感謝をしている今村投手の姿がありました。
“有名な餃子屋さん”!? 今村信貴と “奥さんの支え” とは
そして、ちょうどその頃に今村投手が始めていたのが、奥さんとの同居生活。
今では会社を退職しているという奥さんですが、今村投手のサポートに専念しているのかもしれません。
アスリートに最も大切なのが食事面。今村投手も先発の前には食べるものを決めているのだそうで、食事面に気を使ってきた人でもあります。
しかし、奥さんは結婚したときにはアスリートフードマイスターの資格を取得済み。
食卓にはバランスのとれた品が10品ぐらい並ぶのだと言います。
今村投手は、どれも美味しくてその中でも特に美味しいのが餃子なのだといいます。
それも、奥さんのおじいちゃんおばあちゃんがもともと有名な餃子屋さんだったのだそう。
それでも、餃子を食べたあとは口臭がするのだと笑っていました。
一家の大黒柱となった今村投手。
それでもここまでの道のりは平坦なものではありませんでした。
プロ1年目、今村信貴が契約金で両親へプレゼントしたものとは
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ドラフト2位でプロの世界へ入った今村投手。
その頃、今村投手が両親へしていたことがあるのだと「ドラフトの思い出」を話していたことがありました。
それは、契約金で両親へプレゼントをしたこと。
「現金では両親に貰ってもらえない」と思ったのだそうで、「好きな車を買っていいよ」と車を贈ったのだと話していました。
今村投手は両親想いで優しい人柄に定評がある人。それがわかるエピソードがあります。
今村信貴のキャラクター「ばいばーい。」は、いつどのように生まれたのか
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それは、「ばいばーい。」と手を振る今村投手のキャラクターでのこと。
チームの応援番組 “プロ野球熱ケツ情報” でいつも今村投手が両親へメッセージを贈るシーンがおなじみになっています。
そのメッセージを言い終えると、いつも決まって「ばいばい」と言う今村投手。
その始まりは意外なものでした。
それは、今村投手がプロ1年目を終えた2013年10月の放送回でのこと。
当時、番組のインタビュアーをしていた宮本和知さんが今村投手にインタビューをして、最後に「お父さんお母さんにメッセージを」と言うと、
「お父さん、お母さん。これからもどんどん親孝行できるようにがんばります」と言った後に、「ばいばーい。」と手を振った今村投手。
そのキャラクターに宮本さんは、「バイバイ⁈最後バイバイですか⁈」と驚き。
そこからズムサタで今村投手が登場すると名前に “バイバイ今村” と書かれるようになったのでした。
それ以来、今村投手はズムサタに出演すると、その終わりには必ず「ばいばい。」
いつもご両親へズムサタからメッセージを送っています。
今村信貴が『似ている』と言われていた “意外な人” とは
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そんな今村投手には、ある意外な特徴が。
自分の顔の中で好きなパーツは “目” と “長いまつ毛”と言っていた今村投手。
高校時代には、ある人に顔がよく似ているとよく言われていたのだといいます。
それは、歌舞伎役者の市川海老蔵さん。
高校時代には坊主にしていたという今村投手。今は髪型が違いますが、確かに顔だけ見ると似ているかもしれません。
“フラットな関係を” 今村信貴を育てた “内海組”
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そんな今村投手は、高校を卒業してプロへ入団して以来、ずっとチームの中心選手だった内海哲也投手や山口鉄也投手の自主トレに参加していました。
その自主トレは内海投手が、”先輩後輩分け隔てなくフラットな関係を築けるように” という意識で行なっていたというもの。
今村投手は周りをよく気遣う人で、そういうところを内海投手から継いできているのかもしれません。
内海投手の自主トレに参加する人たちの雰囲気って和やかで僕も好きな選手が多いですが、こういう雰囲気を今村投手がこれからもチームに残してくれるのかもしれません。
今村信貴が “憧れの選手” 内海哲也を慕う理由とは
そんな今村投手は “憧れの選手” 内海哲也投手について語っていたことがありました。
今村投手が語っていたのは、
あれだけプロで実績を残しているのに、誰にでもいつでも態度が変わらない。
天狗にならないし、若い僕たちとも気さくに話してくれる器の大きい方です。
プロで出会ってから、自分も活躍してああいう人になりたいと思いました。
と大絶賛。
内海投手は他の選手にたくさん声をかけて良い雰囲気をつくっていたり、自主トレに他の選手を誘ったり、人格の優れた人で僕も大好きな選手の一人ですが、今村投手はずっと内海投手の自主トレにも参加していて、慕っているのがわかります。
今村投手は、そんな内海投手に初めて話しかけたときのエピソードがあるのだといいます。
初めて話したのは1年目の時、喋りたくても話しかけられなかったんですけど、朝井秀樹さんから「内海さんにちょっかいかけろ。目の前を横切ってこい」と言われて、トレーニング中の内海さんの前を用をもなく歩きました。
内海さんは「邪魔や!」と笑って突っ込んでくれました。
2人とも覚えてないでしょうけど、僕には今でも忘れられない思い出です。
(2017年10月9日発売の週刊ベースボール)
『父親には勝てない』今村信貴は大阪出身の関西人
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今村投手の出身地は大阪で生粋の関西人。育ったのは大阪府四條畷市で、地理的に京都寄りの街でした。
内海投手の出身地の京都府城陽市は大阪寄りなので、県は違っても意外と近いという共通点も。
そんな土地柄からか、内海投手と今村投手の話し方はどことなく雰囲気が似ているように感じます。
後輩からも “面白い” と絶賛されていたこともある今村投手。
それでも、”お喋り” で父親には勝てないのだといいます。
東京にいる今村投手が電話で父親と話をすると、父親は喋りが止まらなくなるのだと話していました。
“成長のきっかけに” 今村信貴を育てたアジアウインターベースボールリーグ
内海投手を慕う今村投手ですが、成長してきた陰にもう一人の師匠の存在がありました。
今村投手が急成長したのは、2018年シーズンでのこと。
その前に成長のきっかけとなった出来事がありました。
それは、2017年11月下旬から12月中旬に台湾で行われたリーグに参加したこと。
今村投手はこれが2015年の時と合わせて2回目ですが、ここではプロ野球のイースタンリーグの合同チームでプレーしています。
そこは、他のチームの選手と一緒にプレーしたり、コーチに見てもらったり、チームではない経験をつめる場所。
しかし、今村投手は右脇腹を痛めて途中で帰国しています。
そしてこの怪我がきっかけで今村投手は2018年は3軍スタート。
その3軍にいたのが、当時ずっと股関節の手術からリハビリを続けていた杉内俊哉投手でした。
今村投手はその杉内投手からスライダーのコツをはじめ、たくさんアドバイスを求めています。
2018年の8月に今村投手はプロ初完封勝利をあげて、これまでにはないような活躍。
そしてこれには杉内投手のたくさんの助言があったというので、これも今村投手にとっては不幸中の幸いという経験だったのかもしれません。
“栄光の架橋を大合唱”!? 今村信貴と大号泣の自主トレ
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そんな二人の師匠の元で成長した今村投手。
杉内投手は2018年で引退。そしてちょうどその頃、チームに大激震が。
それは、内海哲也投手がFAの人的補償でライオンズへ移籍することが決まったこと。
ずっとお手本にしてきた人が移籍してしまうのは今村投手にとっても当然ショッキングな出来事。
2019年のオフに今村投手が内海投手と一緒に自主トレをしたときはすでにその移籍が決まっていたので、いつもと違った雰囲気の中で一緒にさせてもらったのだといいます。
そして、その自主トレの最後には打ち上げでみんなで食事をさせてもらったのだという今村投手。
内海投手が最後になるから、みんなでカラオケで栄光の架橋を合唱したのだといいます。
そこでは、選手たちみんなで合唱しながらみんなで号泣。
最後にみんなでハグをしたのだと話していました。
2人の師匠が去り、今村投手にとって試練の2019年シーズンが始まっています。
今村信貴の意外な特技とは
バランスの良いピッチングを続けている今村投手。
左投げの今村投手ですが、バランスという面ではこんな意外な一面も生きているのかもしれません。
それは、習字をやっていて、3段を取得するまで続けていたこと。
左利きで文字も左で書くという今村投手ですが、筆の時だけは右で書くように指導されたのだといいます。
その理由は、筆で書くときの “はらい” や “止め” が右でないと難しいから。
僕も子供の頃に習字を習っていたことがありますが、同じく左利きなのに右で書くように指導されていました。
利き手でなくても3段まで続けていたというのは、利き手でない右手でもかなり器用になっていると思います。
ピッチャーはグローブをはめる方の腕の使い方も大事と言われるので、こういう左右のバランスも生きているのかもしれません。
『負けないですね』今村信貴が応援するグループとは
さらに、今村投手にはこんな意外な趣味も。
それは、TWICEの大ファンであること。
チーム内にはTWICEの大ファンとして知られる岡本和真選手がいますが、今村投手はTWICEのファンとして負けていないのだと話していました。
メンバーの中でも特に好きなで推しメンバーなのがツウィさん。
その理由は「若いけれど大人っぽいところ」という今村投手。
岡本選手には「負けないですね」と熱く語っていました。
2018年には、チーム内に大ファンがいた “ももクロ” が始球式に来たことも。
プロ野球で活躍すると球団がコラボを企画してくれることもあるので、岡本選手がライバルなのかもしれません。
今村信貴の “バイバイにバイバイ”!?
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“ばいばい” というキャラクターを持つ今村投手。
2019年シーズンには「”ばいばい” に “ばいばい”」するということを宣言していたことがありました。
それは、開幕前の3月のこと。
いつものようにプロ野球熱ケツ情報のインタビューで「両親にメッセージを」と求められると、「当分やらないです」と今年は気を引き締めることを宣言。
そこには “ジョニーデップの自己紹介” を持ちネタとしていた岡本和真選手がヒーローインタビューの場で「今年は気を引き締めているのでやりません」と宣言して飛躍したことがあったのだという今村投手。
「負けないですね」というのはTWICEのファンとしてだけでなく、今年はプレーでも飛躍の年になるのかもしれません。
93年世代の古株・今村信貴の8年目の躍進
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今、チーム内で注目されているのが、”93年組” と呼ばれる1993年生まれの選手たち。
1軍メンバーに入る93年生まれが10人もいて、29人という1軍メンバー枠に同い年がこれだけ揃うのは珍しいことでもあり、これからのこのチームを背負っていく人たちと期待されています。
しかし、この10人の選手たちはまだ入団3〜4年の人たちばかり。
その中で最も古株なのが、8年目の今村投手です。
これまでのチームの良いものを引き継いできている今村投手。
その同学年選手の柱として引っ張っていけるような人に躍進する1年になっていくことに期待大です。
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