まるで彼女と結婚するみたい!? 甲斐拓也の母と兄と7つの心の物語


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母・小百合さんに甲斐拓也選手が相談していた意外なこととは。
育成時代の環境は想像以上に厳しくて、甲斐選手の体重が1年で8キロ落ちてしまうこともありました。

 

そんなときに頑張れた裏には、甲斐拓也選手が経験した高校時代のあるエピソードがありました。
工藤公康監督の言葉とかつてのエピソードが重なって、甲斐選手はあるルーティンを始めることとなります。

今回は、甲斐拓也選手の『7つの心の物語』と題して、その生き方をお届けします。

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甲斐拓也の優しさがわかるファンとのエピソード


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甲斐拓也選手はいつもファンがサインや写真を求めると快く対応してくれる人。
スマホにサインが欲しい人にも「本当に書いていいの?」と聞いていたのだそう。

 

そんなファンに優しい甲斐選手ですが、その優しさがわかるエピソードがあります。
それは、冬の寒い時期に練習場を見にきているファンの人たちがいたときのこと。
本当は室内にファンの人を入れてはいけないところだったのだけれど、甲斐選手は「寒いから」と室内に入れてあげたのだそうです。

 

甲斐拓也選手はなぜこれほど人に優しくて、周りを気遣う視野の広さがあるのでしょうか。
それは苦しんだ高校時代、そして育成時代にありました。

 

(岩嵜翔投手の意外な性格がわかる記事はこちらから読めます。)

 

体重が8キロ落ちた!?甲斐拓也の苦しかった育成時代


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甲斐拓也選手は2010年に育成6位で入団した、ホークスの育成1期生。
上の写真の千賀投手や石川柊太投手とは一緒に育成で戦ってきた仲間です。

 

育成選手の環境は、決してプロの世界とは思えないような厳しいところだったのだといいます。
背番号は3桁で周囲からは「プロ野球選手じゃない」と言われてきたのだという甲斐選手。
「背番号で見ないでくれ」と思っていたのだそうです。

 

そして大変だったのが、バスでの移動。
1軍の選手は新幹線や飛行機を使いますが、育成の3軍選手が利用できるのは1台のバスだったそうです。
なので、補助席も使っての7〜8時間の移動。
甲斐選手はその1年目に精神的な負担で、8キロも体重が落ちたのだと言っていました。

 

甲斐選手はそんな育成時代を、いつも練習場所の西戸崎から見えるヤフオクドームを「あそこでプレーしたい」と思って見ていたのだと振り返っていました。
そんな時代を乗り越えてきた甲斐拓也選手は、3年後に支配下登録。
苦しいときでも耐えることができたのには、母の存在がありました。

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支えてくれた母・小百合さんと兄と甲斐拓也


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甲斐拓也選手が2歳の頃に両親が離婚。
母・小百合さんがタクシードライバーのお仕事をしながら、女手一つで兄と甲斐選手の兄弟を育てました。
小百合さんは他にも2つ3つとお仕事をしている時もあって、甲斐選手は小百合さんがちゃんと寝ているのか心配になったことも。

 

甲斐選手が子供だった頃、野球を始めたきっかけは大分県・楊学館高校のエースだった兄・大樹さんの影響。
小さい頃から大の負けず嫌いだったといいます。

 

しかし、甲斐選手が育成契約でプロへ進んでからは、「結果が残せない」と母に相談することも。
そんな甲斐選手に小百合さんは「帰っておいで」と勧めたこともあったのだそうです。

 

今では小百合さんは20年以上働いたタクシードライバーを個人で営業を開始。
甲斐選手の試合に合わせて試合は入れずに、自宅でテレビ観戦しています。

 

(右肩痛の時も母が病院を回ってくれたという田中正義投手の記事はこちらから読めます。)

 

甲斐拓也の忘れられない高校時代のエピソードとは


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そんな甲斐選手には侍ジャパンに選ばれる今でも忘れられない、高校時代のエピソードがあります。
甲斐選手は地元・大分県楊志館高校へ進学。
そこで目をかけてくれたのが、2つ歳上のマネージャー・大崎耀子さん。
甲斐選手が『あっこさん』と慕っていた人です。

 

大崎さんは高校2年のとき、夏の大会前に上咽頭がんを発症して、その年の夏の大会を病室で過ごしています。
病気よりも3ヶ月入院して夏の大会に行けないことがショックだったという大崎さん。
その野球部への想いがわかります。

 

そんな甲斐選手が信頼していた先輩が大切にしていたのが、『心』という文字。
2年の夏に一緒に戦えなかった大崎さんだからこそ、悔いのない最後の夏をと思い、”心を一つに” という言葉を書いてチームメイトへ伝えたのだそうです。
そして、その3ヶ月後に別れがきたあともずっと “心” という文字が甲斐選手の中に刻まれています。

 

(高校時代に父と二人三脚で取り組んだ、内川聖一選手の記事はこちらから読めます。)

 

甲斐拓也の生き方が見えるルーティンとは


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そんな想いを持つ甲斐選手が、イニングごとにする大切なルーティンがあります。
それは、ホームベースを綺麗に払ってから、そこに『心』という文字を書くこと。
「野球ができていることが当たり前じゃないんだ、ということを確認するためにやっています」と言っていました。

 

このルーティンを始めたきっかけがあります。
それは、工藤公康監督と話す機会があったときのことです。

 

工藤監督からキャッチャーに一番大事なのは、”気持ち”。
ピッチャーを勝たせたい、この試合に勝ちたいという気持ちが一番大事なのだということを教わったときです。
甲斐選手はそれを聞いて、繋がったのが大崎さんの言葉。
監督から言われたことと重なって、それから心という文字を書き始めました。

 

人それぞれ人生の中で起こってきたことがあるタイミングで繋がっていくものだと思います。
そして、その繋がっていく色々な出来事がその人の考え方の軸になっていくのではないでしょうか。
甲斐選手にとっての考え方の軸は、”心” という当たり前じゃない時間を大切にする気持ちだったのかもしれません。

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身長168センチの高校生キャッチャー!?スカウトが語る甲斐拓也指名の理由とは


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『心』を胸に刻んで高校3年間を過ごした甲斐選手。
しかし、高校時代はその育成ドラフトで指名される実力があったとは言えませんでした。
身長168センチの高校生キャッチャー。とてもスカウトが魅力を感じる体格ではなかったのです。

 

それでもホークスのスカウト・福山龍太郎さんの目に止まったのは、甲斐選手の人間的成長でした。
甲斐選手の高校時代にしてきた色々な経験で培ってきた心の成長を評価。
プレーだけでなく内面を評価して、育成枠で指名することに至ったのでした。

 

まるで彼女!?甲斐拓也の目標のキャッチャー像


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甲斐選手が目標とするキャッチャー像とは、『目配り・気配り・心配り』のできるキャッチャー。
甲斐拓也選手はピッチャーとのコミュニケーションを大切にしている人。
特に育成時代から一緒に頑張ってきた千賀滉大投手とは、マウンドとホームベースの距離で “顔で会話ができる” ということも話していました。

 

それもまるで彼女のような関係。
キャッチャーはピッチャーの恋女房とはいいますが、千賀滉大投手と甲斐拓也選手の関係は親密すぎることが知られています。
それも東浜巨投手が、「甲斐拓也選手は千賀投手とばかり一緒にいて、自分の方にも少しは来て欲しい」と冗談を言っているほど。

これだけ野球に熱中する甲斐拓也選手は結婚はまだまだ先のことかもしれません。


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そんな甲斐拓也選手のミットには「人はヒト」の文字が。
「周りの選手のことは気にしないで自分のことをしっかりやれば必ず報われる日が来る」ということなのだそうです。

これだけの下積み時代を乗り越えてきていれば、甲斐拓也選手が日本一のキャッチャーと言われるときがくるかもしれません。

 

(甲斐拓也選手と親密すぎる、千賀滉大投手の記事はこちらから読めます。)

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