「子供と嫁のおかげ」!?高校時代と中村剛也の性格がわかる7つの物語
中村剛也選手の魅力はその大きな身体でかっ飛ばす豪快なホームラン。
その体格を作ったのは両親の “意外な教育方針” でした。
中村選手がプロ野球生活で窮地に陥ったとき、奥さんがしてくれたこととは。
そこから復活するときの号砲はやっぱりホームランでした。
そして、その日は意外なあの特別な日だったのです。
今回は、中村剛也選手のホームランにまつわる性格を『7つの物語』と題してお届けします。
目次
「誇らしい」中村剛也の体格の原点は子供時代の父の教え!?
出典:「https://www.seibulions.jp/」
中村剛也選手を語る上で欠かせないのが、そのどっしりと構える体格です。
そこから放たれる豪快なホームランは僕達ファンの目を釘付けにしてくれます。
では、その体格はどのようにして生まれたのでしょうか。
それは、両親の教育によるものが大きかったのかもしれません。
中村選手は大阪府大東市の両親のもと、4295グラムで生まれました。
そこから両親の意外な教育が始まります。
中村選手と同じような体型の父・重一さんがいつも言っていたのは、「体重を落とすな」ということ。
野球経験のある父自身も小さい頃から大きな体型で、他の子供よりもよく動いていたといいます。
それは、太っているというのではなく、”身体が大きい” という感覚なのだそうです。
母・久美さんも中村選手の体型は誇らしいものだったと話しています。
中村選手が子供の頃、学校から肥満児扱いされて、食生活の注意をされたことがありました。
しかし、久美さんは、「我が家では大きく育てようとしているだけです」とはっきり先生に伝えたのだそうです。
親が “これが正しい” と方針を持って貫いてくれるのは、子供にとってはとても心強いものです。
この子供の頃の教育が、中村選手のこういう独自のスタイルを貫いていける力になっているのかもしれません。
(子供の頃から食べる量が半端なかった山川穂高選手の記事はこちらから読めます。)
中村剛也の高校時代!高くない身長とフルスイングの関係とは
中村選手の身長は175センチ。
プロ野球選手の中では決して高い方ではないです。
以前、中村選手自身も「あと5センチあったらなーと思う」と話していたこともありました。
打球を遠くへ飛ばす選手といえば、エンゼルスの大谷翔平選手は193センチありますし、松井秀喜さんは188センチです。
そこからもわかる通り、中村選手の身長だけを見るとスラッガーに向いているとは言えないのです。
それであれだけのホームランを打てるのには、高校時代のある指導がありました。
それは、「しっかりバットを振る」ことを徹底した指導です。
中村選手が進学したのは、実家から徒歩圏内だったという大阪桐蔭高校。
その西谷浩一監督がバッティングの指導でいつも言うのが、「しっかり振ってくるバッターがピッチャーから脅威を持たれる」ということ。
中村選手のバッティングを見ていると、清々しいほどのフルスイングをしているのがわかります。
(同じ指導を受けた後輩・森友哉選手の性格がわかる記事はこちらから読めます。)
中村剛也の普通でないバットの握り方の理由とは
出典:「http://www.ssksports.com/」
中村選手のバッティングで注目したいのが、そのバットの握り方です。
それは、右手の小指を左手の人差し指にかける独特な握り。それには意外な理由がありました。
その理由とは、高校2年の頃に右手の小指を骨折。
どうやったら痛くないかなと考えて、小指をバットから離すことに行き着いたのだそうです。
そうしたら、そこからホームランの数も増えたというのです。
しかし、それだけではありませんでした。中村選手はバットにも意外なこだわりを持っているのです。
中村剛也の意外なバットへのこだわり
出典:「https://www.sponichi.co.jp/」
そのバットへのこだわりとは、グリップが太いこと。
多くの長距離バッターはグリップが細い人が多いのだそうですが、中村選手のものはグリップが太いです。
グリップが太いとバットを振る時に力が伝わりにくい気がします。
しかし、中村選手は「むしろ力が入らない方が良い」と言うのです。
ホームランを打つ時に気をつけていることは、目一杯振らないように気をつけていること。
楽に構えるのが “コツ” なのだそうです。
なので、手からバットは離れてもいいから、グリップは “ぐにゃぐにゃ” に持っていると語っていました。
(父に買ってもらったグローブを中学・高校の6年間使い続けた外崎修汰選手の記事はこちらから読めます。)
中村剛也のスラッガー性格とは
出典:「https://www.nikkansports.com/」
僕が「中村選手が筋金入りのスラッガーだな」と思うのは、その “性格” です。
見る感じ、あまりきちんとした性格でなさそうに見える中村選手。
意外に責任感が強いだと言います。
三振してベンチに戻ってきたとき、少し暴れるほど悔しがっていることも。
大事なところで打てなかったときは、頭を抱えてひたいに手を当てて反省している姿を見たことがあります。
ホームランって点差が離れている時よりも、ここというところでの一発に感動するものだと思います。
そういう記憶に残るようなところで試合を決める一発を打とうとしているのは、まさに “スラッガー” という性格だと思います。
これもモチベーション!?中村剛也の社会貢献活動
出典:「https://www.oricon.co.jp/」
中村剛也選手がずっと続けている社会貢献活動があります。
それは、ドナルド・マクドナルド・ハウスの訪問。
ドナルド・マクドナルド・ハウスとは、病気の子供とその家族が利用できる滞在施設で、運営は100パーセント寄付で支えられています。
中村選手はそこへ継続的に訪問をして子供達と触れ合っています。
やっぱり野球が好きな子供達にとっては、”ホームラン” が一番魅力的なプレーなのではないでしょうか。
大きなホームランってやっぱり感動を与えるものだと思います。
子供が好きな中村選手にとって、こういう子供達が元気になってくれるような活動はホームランを打つモチベーションになっているのではないでしょうか。
(『ひとり親家族の支援活動』を続ける秋山翔吾選手の記事はこちらから読めます。)
「子供と嫁のおかげ」!?中村剛也と家族のエピソードとは
出典:「https://www.nikkansports.com/」
そして、中村選手にとって一番の支えになっているのが、家族です。
中村選手は、2008年に2歳年上の麻里恵さんと結婚。
今では3人の子供に囲まれている中村選手ですが、家族に支えられる姿がわかるエピソードがあります。
それは、2012年10月に左ひざ手術を受けて約1年のリハビリ期間を過ごしたときのこと。
それと同時に、中村選手のホームランが長い間途切れた時期でもあったのです。
中村選手は、手術を受けてから1ヶ月の入院。
その間、奥さんが栄養を考えた食事を病院にまで運んでくれたのだといいます。
膝の状態を良くしないといけないので、体重を落とさないといけない時期でもあり、そういう栄養管理をしてくれていたのです。
そこから1年近いリハビリ生活。
毎日痛みが変化する中で、当時はすごくストレスがたまると話していた中村選手。
そんな中、家では「子供と遊ぶときだけは違った。可愛いもん」と子供といる時間だけは怪我を忘れられたのだと言っていました。
そして復活を遂げた初戦は、奥さんの誕生日でもある9月10日。
その試合で、中村選手はホームランを打ったのです。
その翌年から2年連続でホームラン王。
またホームランをたくさん打てるようになったのは、妻と子供の支えがなければありえなかったことでした。
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