2019年シーズンに注目したい『7人の選手たち』 特集
2019年シーズンも新たに台頭してくる選手たちが続々と現れてきました。
昨年に相次いだ引退と移籍で多くのチームが若返りを図る中、なるべくしてチームの顔になっていく選手たちがいます。
メジャー移籍の大先輩との自主トレで取り組み方が変わった人、ある1球がきっかけで自分の打つポイントに気づいた人、独自の練習法で身体の使い方を学ぶ人。
今回は、2019年シーズンに注目したい『7人の選手たち』を特集していきます。
山本由伸 -若返りを図るチームのエースとして君臨-
出典:「https://instagrammernews.com/」
1人目はなんといってもオリックスの山本由伸投手。
大谷翔平選手も注目する異次元の神童。まだ高卒3年目の20歳というのが驚きの選手でもあります。
ストレートは最速156キロ。「160キロは出せると思う」と話していて、その練習を見るとその発言も頷けます。本当にこのストレートは魔球のよう。
僕もいつも山本投手登板の試合はよく見ていますが、これは何度見ても異次元のボールです。
その秘密は山本投手が1年目のオフから取り入れているという練習方法に隠されています。
その練習法とは、”やり投げ練習法”。
身体の使い方を専門の先生をつけて学び、フォームの研究に取り組むという3年目の20歳とは思えないような取り組み方は野球だけでなく僕たち他分野でも参考になるかもしれません。
アドゥワ誠 -中継ぎで経験を積み、先発転向で勝負の年-
出典:「https://www.sponichi.co.jp/」
そしてもう一人、異次元の投球といえばこの人に注目。カープのアドゥワ誠投手。
この人も3年目の20歳で、昨年は中継ぎで50試合以上の登板で経験を積み、今年が先発転向で勝負の年。
アドゥワ投手が異次元の投球たらしめているのが、その196センチという身長。
さらに腕の長さによるそのしなり方からのボールは珍しい軌道を描きます。
さらにこの人が凄いのは、その考え方。
高校時代からいつも自分自身に言い聞かせている言葉があるのだといいます。
それは、「失敗するのは当たり前、成功したら男前」
失敗してもそこで終わりではないから、落ち込まずに次をチャレンジしていけばいつか成功が訪れるということなのだそう。
僕は「失敗しないように」とずっと考えていましたが、こういうのを聞くと失敗をして次に向けてチャレンジしていくのも大切なことなんだなと思い知らされます。
高橋周平 -ミスタードラゴンズの後継者と期待を受け8年。ついに覚醒の時-
そして3人目はドラゴンズの高橋周平選手。
ミスタードラゴンズの継承者として期待を受けながら、なかなかそれを跳ね返す活躍ができずに迎えた8年目。開幕直後の4月に絶不調に陥り、打率はぐんぐん降下。
そんな中で”意外なこと”をきっかけに才能が開花。5月には猛打賞8回というイチローさんらスター選手たちに並び月間MVP受賞。
このところは毎試合、チャンスで回ってくる高橋選手。この前見に行ったら、高橋選手のチャンスの場面はものすごい盛り上がり。昨年ドラフトから根尾昂選手が注目の的にはなっていますが、これから数年ドラゴンズで最も主役になる選手は高橋周平選手かもしれません。
ミスタードラゴンズ・立浪和義さんの後継として遂に覚醒です。
そして、高橋選手はここ数年で周りの環境が激変。
結婚、第一子誕生、キャプテン就任、そして覚醒。そのきっかけは意外なものでした。
中川皓太 -苦しいブルペン陣の中、唯一の躍進でクローザーに大抜擢-
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4人目はジャイアンツで今年クローザーに大抜擢された中川皓太投手。
今年チーム内で注目を集める “93年世代” の1人で、4年目の25歳。
魔球のようにホームベース付近で曲がるスライダーを武器に初めてのポジションを死守。
そのボールを身につけたのが、大学の先輩でもある菅野智之投手の自主トレ参加。
自宅がご近所さんでもあるという先輩について3年連続でオフに学んでいます。
しかし、中川投手には”乗り物に弱い”という意外な弱点も。
穏やかな性格の好青年という雰囲気を醸し出す中川投手。
夏場を乗り切れるかが勝負のポイントかもしれません。
清宮幸太郎 -ケガもあり出場機会も減る中、どのように活路を開くか-
出典:「https://instagrammernews.com/」
そして1年目から注目を集め続けるスラッガー・清宮幸太郎選手。
大谷翔平選手が移籍して、ファイターズの次の夢を担う2年目。
子供時代から英才教育を受けてきた清宮選手。
今年は弟の福太郎選手が兄と同じ早稲田実業高校へ進学。
弟の夏の大会にも注目が集まる中、兄弟の繋がりにも注目です。
そしてメジャーリーグへの夢を持つ清宮幸太郎選手。
将来のメジャー移籍へ向けて、今年どこまで土台を築けるか注目です。
高橋光成 -大先輩との自主トレで取り組み方が変わった勝負の5年目-
甲子園制覇して鳴り物入りでライオンズへ入団しながら、4年目となった昨年もコントロールに苦しんでいた姿が印象的。その時は早々に2軍へ。
それでも今年は昨年とは人が変わったような姿が見られます。
インタビューを見ていても、言葉一つにすごく良く考えているのがわかります。
6月時点で勝ち星はすでにキャリアハイ。その理由は、菊池雄星投手との自主トレにあったのかもしれません。
その自主トレでは、毎晩トレーニングコーチから “なぜそのトレーニングをするのか” という勉強会をしてマインドが成長したのだという高橋投手。
ピッチングは知識と技術なのだとどこまで成長を続けるのか注目です。
上林誠知 -日本シリーズ優勝の歓喜の中、1人悔し涙を流していた球界屈指の負けず嫌い-
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最後はこの人。ホークスの上林誠知選手。
昨年は1年通して活躍しながら今年は不調とケガで苦境に。復帰してここからどう立て直していくのか注目の選手です。
上林選手といえば、内川聖一選手の自主トレの参加メンバーで、兄弟子の鈴木誠也選手もつけていた背番号51番。
昨年のオフ、「将来的に内川選手のあとの1番をつけたい」と球団側へ伝えています。
チームの顔でもある柳田悠岐選手のことも「今後越えていかないといけない壁」と話していた上林選手。
“練習の鬼” と呼ばれるほど必死に取り組み、今年はどこまで巻き返すことができるのか注目です。
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