上原浩治の年齢分の経験値!”ハイタッチ”はどうやって生まれたのか
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2018年から巨人に復帰した上原浩治投手はすでに43歳で、投げるボールのスピードを見るとその年齢を感じます。
しかし、上原投手がチームに加わって何よりも大きいのが、上原投手が投げると試合の雰囲気がガラッと変わってしまうこと。
2017年までのベンチの落ち着いた雰囲気が一転、明るい空気に包まれています。
この上原投手がつくる雰囲気には”ハイタッチ”があります。
これはメジャーでやっていたものですが、なぜ上原投手はこれだけチームを盛り上げることができて、ハイタッチはどこから生まれたのでしょうか。
メジャーで変わった上原浩治流のコミュニケーション
メジャーリーグのオリオールズへ移籍する前に上原投手がこういうハイタッチをしていたというのは記憶にないです。
日本でプレーしていたときとこういったコミュニケーションのとり方が明らかに変わっているのがわかります。
スリーアウトの後にベンチの前でピッチャーがチームメイトを出迎えるのはメジャー流。
なので、上原投手はメジャーリーグへ移籍してからベンチ前で出迎えるのを始めたと思います。
このハイタッチで出迎えるのもそうですが、上原投手が変わったのはボディランゲージが増えて、大きく表現するようになっていることもあります。
こういうことも言葉が違って思うようにコミュニケーションを取るのが難しいメジャーリーグに適応していく中で増えていったのではないでしょうか。
外国人選手とのコミュニケーション
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もう一つ上原投手がメジャーの後で変わったことが外国人選手とのコミュニケーションではないでしょうか。
上原投手がメジャーリーグに在籍していたのは9年間に及ぶので、こういう言葉を超えたコミュニケーションは経験豊富なのかもしれません。
特にわかりやすいのが、マシソン投手とカミネロ投手です。
上原投手は今は中継ぎピッチャーでマシソン投手とカミネロ投手と一緒にいることが多いと思います。
出番が回ってくるまで毎試合準備をするブルペンで日本人選手とも外国人選手とも明るくまとめている上原投手の存在は大きいのではないでしょうか。
メジャーリーグで苦労したコミュニケーション
海外で言葉が通じない中で色々な国の選手たちとコミュニケーションを取るのは難しいことだと思います。
僕は以前留学していましたが、本当に苦労しました。
上原投手はアメリカだけでなく南米の選手もたくさんいて、大変だったと思います。
上原投手がメジャーリーグのオリオールズへ移籍して2年目のことです。
ヒゲともみあげをたくわえるようになったことがあります。
あとで上原投手は「自分を見失っていた」ということを言っていましたが、外見をこれだけ変えていくというのはコミュニケーションにも苦労していたのかもしません。
しかし、そこから復活して9年間もメジャーで活躍しました。
レッドソックスでクローザーとしてワールドシリーズ制覇したときには、マウンドの真ん中で選手の輪の中心に上原投手がいました。
この何チームも渡ってきたメジャー9年間の苦労の中でこういうハイタッチのような上原流コミュニケーションが生まれてきたのではないでしょうか。
上原投手は43歳で引退も近い年齢ですが、巨人に最後きたのでそのあとも指導者として残ってくれるかもしれません。
こういうメジャーの経験は全て指導者としても生きるものが上原投手には特にたくさんあるので、まだまだこれからも期待いっぱいですね。
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