岡本和真 背番号を継承して自己紹介を封印した22歳が既に持つあるモノとは
出典:「http://column.sp.baseball.findfriends.jp/」
初ホームランを打ってヒーローインタビューで自己紹介をしていた岡本和真選手を思い出します。
あの頃の岡本選手はよくファンサービスで一発ギャグみたいなことをしていて、面白かったけど1軍に呼ばれては打てずに2軍へ戻っていきました。
岡本選手の活躍できなかったプロ3年間はちょうど将来の4番を期待されてきた大田泰示選手が日本ハムへトレードされた頃で、同じく将来の4番を期待されていた岡本和真選手にもファンや専門家から厳しい声が聞こえてきていました。
そんな岡本和真選手が2018年は活躍を続けていますが、その雰囲気は昨年までと全く違います。
インタビューとかでしゃべっている様子はまだ22歳という感じですが、グラウンドにいる岡本選手はすでに”巨人の4番”という感じで雰囲気もあります。
もちろん岡本選手の練習量は多くてたくさんの試行錯誤をしています。
しかし、今年の岡本選手には昨年までにはないあるものが見えてきます。
2018年に変わったこと:ファンサービスの自己紹介
岡本選手が初めてホームランを打ったヒーローインタビューで自己紹介をしていました。
その紹介は「奈良のジョニーデップです!」とファンの笑いを誘うもの。
これを色々なところでファンサービスをしていましたが、ファンフェスタでは「反町隆史です」に変えたりファンサービスの努力をしていました。
しかし、2018年には明らかな変化がありました。
2018年は開幕3連戦から大活躍。
その最初のヒーローインタビューでいつものようにアナウンサーから「自己紹介をお願いします!」と求められると、
岡本選手は「今年は気を引き締めてるのでやりません、すみません」と真顔できっぱりと断っていました。
それでもアナウンサーはもう一度言えばやってくれるかなと再度岡本選手に「自己紹介は…」と言うと、
「すみません、今年は気を引き締めてるんで」と岡本選手はまた真顔で断る。
あまりにもアナウンサーが求めてあまりにも岡本が断るので笑ってしまうようなやりとりでした。
あの大勢のファンが求めていて断るのが難しい雰囲気の中で断ってしまうのは、本当に気を引き締めているんだと思います。
他にもズムサタでは「進学校なので僕もやっぱり頭が賢くて…」と言ったり、面白いキャラクターでしたが、2018年はこういうシーンが全く見られなくなってしまいました。
(同じくトークが面白い石川慎吾選手の記事はこちらから読めます。)
2018年に変わったこと:シーズン前の自主トレで異例のこと
岡本選手は4年目ですが、自主トレに苦労している選手です。
それは毎年自主トレでは先輩について行っていますが、毎年ついて行く人が変わっています。
最初の年は、今は監督をしている高橋由伸さんに自主トレ同行をお願いしましたが、監督要請があって現役引退。
そのほかの年には村田修一選手にも同行。
しかし次の年に村田選手が戦力外となってしまう。
2018年には中村剛也選手に自主トレ同行をお願いしています。
これは異例で、ほかのチームの面識のない10歳以上も年上のスター選手に快く受け入れてもらって教えてもらっています。
これって本当にすごいことだと思います。
その他にも色々な選手に支援をされていて、由伸監督にはそれ以降色々と気にかけてもらって色々なコーチから特別指導をされてきたり、村田選手には一軍デビューの最初の試合からベンチで声をかけてもらって背番号までもらっています。
しかし、それには岡本和真選手にも寄るところがあるのではないでしょうか。
(2018年活躍する今村信貴投手の記事はこちらから読めます。)
2018年の岡本和真選手に見えてくるものとは
出典:「http://number.bunshun.jp/」
見えてくるのは凄まじいほどの”覚悟”です。
2018年はずっと活躍を続けていますが、聞かれるといつも「気を引き締めて頑張ります」
16本目のホームランを打った試合でのヒーローインタビューでも”気を引き締めてがんばります”。
どれだけ気を引き締めるのでしょうか。
”今年は絶対に失敗しない”という覚悟が見えます。
こういう覚悟があるからその切実さが周りの年上の選手たちにも伝わっていくのではないでしょうか。
今年の最終戦が終わったら岡本選手はホッとするのでしょうか。
1年間終わったあとの岡本選手の表情にも注目ですね。
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