巨人・重信慎之介を紐解く15の人生物語| 早稲田とスポーツ家族の経験値


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重信慎之介選手が佐倉シニア時代に野球と両立していた “もう一つのスポーツ” とは。
あの有名選手と対戦していたという重信選手。さらにいくつものスポーツに取り組み、夢は別のところにあったというので驚きです。

重信慎之介選手が大切にする “祖父の教え” と哲学的な思考。
重信選手の飛躍のきっかけにもなっているあのヒットメーカーとのご縁など、周りの環境にも恵まれているのかもしれません。

今回は、重信慎之介選手の多様な人柄を『15の人生物語』と題して紐解いていきます。

 

“海外に興味”!? 重信慎之介のパイロットの夢


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重信慎之介選手がプロ入りしたのは2015年ドラフト2位でのこと。
ジャイアンツに2位指名を受ける選手でも、大学に入学した頃は野球はもうやらないということだったのだといいます。

 

その理由は、パイロットになるという夢があったこと。
高校時代にはそのために英語に力を入れていて、野球の練習漬けの毎日の中でも学内の留学生に声をかけて友達になるということをしながら、英語の練習をしていたのだという重信選手。
重信選手が中学時代に所属した硬式野球チーム・佐倉シニアのチームメイトも、「重信選手にはパイロットになりたいという夢があったので、それに向かっていると思っていた」というほど、パイロットになるという夢が大きかったことがわかります。

 

そのきっかけは、小学生時代にあったのかもしれません。
重信選手は、学内選考でオランダ派遣を経験したことがあるのだそうで、そこで異文化に興味を抱いたのだといいます。
大学時代に野球に打ち込んでいても、他学部である国際教養学部へ海外の友人を作りに行くほど海外志向があった重信選手。
その経歴からは多様な経験を読み取ることができ、重信選手にはたくさんの顔があることが見えてきました。

 

“右打ちだった”!? 重信慎之介が得意だった意外なスポーツとは


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それは、重信選手が中学時代に佐倉シニアに所属していたときにも。
当時の監督は、重信選手の中学時代は足は速かったものの、そこまで目立つ選手ではなかったのだといいます。

 

しかしある時、監督へ重信選手の父親が話したのは、「うちの子はゴルフが上手いですよ」ということ。
当時中学生時代の重信選手のベストスコアは72。
プロ野球選手の中にはゴルフが大好きな人が少なくありませんが、それでも72を出せる選手はほとんどいないのではないでしょうか。

 

重信選手がゴルフを始めたのは3歳の頃で、中学時代はゴルフと野球を両立していたのだそう。
ドライバーは330ヤードを飛ばして、あの石川遼選手とも対戦していたという重信選手。
何より驚きなのが、ゴルフは右打ちだったということ。
野球とは逆のスイングで、繊細なゴルフのショットを打っていたということから、その器用さがわかります。

 

『かっこいいから』重信慎之介の中学時代の部活とは

しかし重信選手の中学時代、やっていたのはゴルフと野球だけではありませんでした。

重信選手が生まれたのはJリーグ開幕の1993年。
中学校で重信選手はサッカー部に入っていたのだといいます。

 

サッカーを選んだ理由は、「サッカーの方がかっこいいから」という重信選手。
サッカーの方がモテるというのも思っていたのだそう。
それでも高校へ行って野球部へ入ると、「野球って結構人気あるんだな」と思ったのだと話していました。

 

中学校の野球部は基本的に軟式野球で、硬式野球である高校野球を目指す人の多くは中学校で別の部活に入りながら硬式チームに入っていることは珍しいことではありません。
しかし、その多くは負担の少ない部活に入ったり、野球に活かせる陸上部を選ぶことが多いように思いますし、重信選手のように硬式野球をやりながらサッカー部を選ぶ人は珍しいのかもしれません。

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ウサインボルトを独自で研究!? 重信慎之介が門を叩いた競走部


出典:「http://www.sanspo.com/」

さらに、重信選手はサッカーだけでなく陸上もやっていました。

重信選手の高校時代、足は速かったもののそれほど盗塁できるということではなく、盗塁も刺されることが多かったのだといいます。
それが変わったのが、大学時代。競争部の磯先生という方に「教えてください」と門を叩いてトラックでの走り方の指導を求めていたのだという重信選手。

磯先生からは、”地面の反発をもらって走る” という理論を教えてもらったのだそう。

 

さらにそれだけではなく、重信選手は当時、陸上短距離で世界記録を持っているウサインボルトさんの走り方をオリンピックなどの映像を見ながら独自で研究していたといいます。

野球以外のところから分野をまたがって技術を取り入れるという重信選手の姿勢は、子供の頃からやっていた複数のスポーツ経験から学んでいったものなのかもしれません。

 

『父の十八番はガッチャマン』重信慎之介のスポーツ一家


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そんな重信選手は、スポーツ一家の出身。
中でも影響を受けてきたというのが、祖父でした。

重信選手の祖父は早大柔道部で、1964年の東京オリンピックの候補にもなったことのある人。
重信選手はその祖父の教えも大切にしていたということも後で出てきますが、重信選手がゴルフやサッカー、陸上などたくさんのスポーツに向き合ってきたのには家族の影響もあったのかもしれません。

 

重信選手の家族は大の仲良しなのだといいます。
今でも一緒に買い物に行って、それからボーリングへ行き、朝3時までとかまでカラオケをしたこともあるという仲良しの家族。
重信選手は、父親の十八番はガッチャマンなのだと話していました。

 

重信慎之介が通った名門・早稲田大学野球部


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様々なスポーツを学んで重信選手が入学したのが、早稲田大学の教養学部でした。

早稲田実業高校も早稲田大学も野球の名門で、プロ野球にもその出身者は多数という名門校。
野球では阪神タイガースで監督もしていた岡田彰布さんや甲子園をハンカチ王子で沸かせた斎藤佑樹さん、あの清宮幸太郎選手のお父さんの清宮克幸さんもいます。

 

大学生時代にも野球だけでなく多様のことに取り組んでいて、重信選手は大学を卒業して3年になりますが、まだまだ学生時代の経験が影響を与えているのかもしれません。

そして、早稲田大学野球部のOBというつながりはプロ野球に入ってからも大きいのかもしれません。

 

(中央大学時代に飛躍した苦労人・鍬原拓也投手の記事はこちらから読めます。)

 

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“憧れの存在” 重信慎之介がお願いした自主トレ参加


出典:「https://timely-web.jp/」

重信選手にとって、早大OBに “憧れの存在” という選手が。
それは、メジャーリーグでも活躍を続けていたスワローズの青木宣親選手。
重信選手がドラフト会議で指名されたときのインタビューで「青木さんも大学時代は同じくらいの体格。細かいものだけでなく、大きなものも打てるようになりたい。」と話していたほどの憧れの存在。

 

重信選手は大学3年の頃に青木選手がグラウンドを訪れた際に一度挨拶したことがあるのだといいます。
そして、1年目のオフだった2016年末に知人を介して青木選手へ電話をしたのだという重信選手。
そこで、お願いしたのが青木選手の自主トレへの参加でした。

 

そして2018年から重信選手が取り組んでいるのが、どっしりと腰を落として構える青木選手のようなバッティングフォーム。
重信選手の身長は173センチとプロ野球界では小柄な方。
それは青木選手の175センチの身長と体格が似ていて、プレースタイルも参考にしているのだといいます。

 

『3杯目を卵かけご飯で流し込む』重信慎之介の “食トレ”


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青木選手のプレーを参考にしているという重信選手。
当時の課題は、バッティングで力負けしてしまうこと。
青木選手との体格の違いがその体重にあり、80kgの青木選手に対して重信選手は当時70kg。

 

そこで重信選手が取り組んだのが、”食トレ” でした。
”食トレ” はメジャーで活躍するダルビッシュ有投手や大谷翔平選手もしていたもので、重信選手には2017年までチームにいて今はスカウトをしている堂上剛裕さんのアドバイスもあったのだといいます。
堂上さんに”何食べたら体重が増えるか”と聞いたところ、”お米”という答えが返ってきたという重信選手。

 

2017年のオフには、「ごはんを丼で3杯食べている」と話していて、それも2杯目でお腹いっぱいなのに3杯目を卵かけご飯で流し込むのだと話していました。

その食トレによって2017年オフには体重を6キロ増やしたという重信選手。
2018年のバッティングを見ると、打球の力強さが前年とまったく違うようになっていて、体格でここまで打球が変わるんだと驚きました。

チームは専門家をつけて選手の栄養管理に取り組んでいますが、重信選手のようにさらに独自にも取り組む選手は伸び方がまた違うのかもしれません。

 

(子供時代から大食い!?大学時代の食トレでさらに巨大化した大城卓三選手の記事はこちらから読めます。)

 

“キャンプ期間中も”!? 重信慎之介の哲学的思考とは


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そんな重信選手の思考はこんなところにも影響を受けているのかもしれません。
それは、「ニーチェが好き」と話していたこと。

ニーチェは19世紀に活躍したドイツの哲学者ですが、今でも書店に行けば必ず本が並ぶ哲学者。
僕も本を手に取ったことがありますが、こういう哲学を知ることは物事の本質を考える上で役に立つのかもしれません。

 

キャンプ中にもニーチェの本を読んでいたのだという重信選手。
海外の文化に触れるというのも考える視野が広がりますが、こういう哲学的な考え方にも触れており、学ぶ姿勢が強い選手ということがわかります。

“好奇心” 重信慎之介が花が好きな理由とは

そんな重信選手の好奇心はこんなところにも。
それは、お花屋さんへ行くようになったこと。

子供の頃から親戚のお墓まいりに行っていたのだという重信選手。
そのために、よく父親と一緒にお花屋さんへ行ったのだといいます。
その際にいつも父親が花を決めていたのだけれど、ついて行くうちに花の匂いとかを知るようになって自分でもお花屋さんへ行くようになったのだそう。

 

好奇心に溢れる重信選手。
こういう多様な知識欲もどこからか野球に生きてくることがあるのかもしれません。

 

“終身名誉監督と同じ” 重信慎之介の出身地の思い出


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重信選手にはジャイアンツとの意外な繋がりも。
それは、出身地が終身名誉監督の長島茂雄さんと同じ千葉県佐倉市ということ。
早稲田実業高校卒というと、あの王貞治さんの後輩ということになりますが、そういうご縁もプロ野球の世界では大切かもしれません。

 

そんな重信選手には、子供の頃から地元で通っていた場所があるのだといいます。
それは、バリオスという地元のゲームセンター。
得意なゲームはイニシャルDという重信選手。
空いているゲームセンターで1時間続けてずっとプレイしていたのだそう。

重信選手の趣味は “車いじり” で愛車は自分でカスタムするのだと話していたことがありましたが、それはこういうところからもきているのでしょうか。

 

重信慎之介の “祖父の教え” とは


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”この人すごいな” と思うのが、重信選手の人格的なところ。
それには、重信選手の祖父の教えがあるのかもしれません。

重信選手の祖父が教えてくれたというのが、”友人は一生の財産” ということ。

 

高校時代にも留学生の友達まで作る行動力。
大学時代にはよく他学部の講義にも出ていて、海外の友人も多くできたのだという重信選手。
英語も得意で、引退したら海外で生活したいということも話していたことがありました。

 

今でも地元の友人とライングループでやり取りもしているということも言っていた重信選手。
そして、大学時代の友人の中には、今でもチームメイトとしてプレーする人たちの存在も。

 

(重信選手は山本泰寛選手とは同い年の同期入団というだけでなく、山本選手が慶應大学にいた頃からの親友と話しています。)

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重信慎之介と6大学トリオの活躍


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チームの中には、重信選手の大学時代からの友人でもある、慶応出身の山本泰寛選手や法政出身の若林晃弘選手がいます。
山本選手とは同期入団でもあり、1年目からお互いに1軍で出場して切磋琢磨している仲間。

ジャイアンツの広報でもよく二人が肩を組んでいる写真が写っていることがあり、その中の良さがわかります。

 

普段は「やす」「シゲ」と呼び合う仲。
重信選手は試合中のベンチでも、山本選手が打席に入ると、他の選手と一緒に「いけやすあき!」のように声出ししているのだと話していました。

 

“周りの環境に” 重信慎之介と93年世代


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今の重信選手は周りにも恵まれているのかもしれません。
数年前のジャイアンツではチームがベテラン化していて、岡本選手が1軍に初昇格したときには雰囲気からかベンチで立っていて、村田修一当時選手に「まあ座れよ」と声をかけられていたというほど、若い選手が入り込むのは簡単ではない雰囲気もあったのかもしれません。

 

しかし、今のジャイアンツを影で支えるのは、”93年組” と注目を集め始めている重信選手の学年。
入れ替わりもあるとはいえ、1軍枠29人の中に同い年の選手たちが10人も1軍レベルにいるというのは、本当に珍しいことでもあります。

 

年の離れた選手ばかりのベンチよりも同い年の人がたくさんいるベンチの方が居心地が良いことは言うまでもありませんし、重信選手が大学時代から仲の良いという山本選手や若林選手がいるのは本当に心強いことなのではないでしょうか。

 

“素質十分” 重信慎之介の2019年シーズン

そんな若手選手のハツラツとプレーできる環境が整ってきたジャイアンツで、重信選手が丸選手とセンターのレギュラー争いをする日も数年以内にやってくるのかもしれません。

 

重信選手は球界を代表するリードオフマンになれる素質を十分に持っている選手。
何よりも科学的な要素が拡大している現代野球において、現状を分析して工夫するという意識を持っている選手は必ず伸びる傾向にあります。

リードオフマンとしても起用され始めている重信選手。
これから飛躍していく姿に期待です。

 

今日(7/9)の試合でもリードオフマンとしての起用。
重信選手は初回から力強いバッティングで出塁して激走。
やはりこの選手はレギュラーとして躍動する選手だなと思わせてくれる活躍でした。

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